とっても可愛いお客さま
とっても可愛いいお客さまは
6歳の女の子でした。
「はじめてまして」と挨拶したとき
お嬢さんの視線は私を透過していました。
「お話しはできないんですよ」
お母さまが教えてくれました。
髪を触られるのが苦手だと
電話でお聞きしていましたが
お母さまがお嬢さんの手を握って
体を支えていてくださったので
酷く嫌がることもなく無事カットできました。
カットが終わるとそっと振り向いて
初めて私の存在を確認してくれました。
そしてカットクロスを外すと
小さな手でキュッと私の手を握ってくれました♡
こ、これは !!
信頼の証 !?
天使 ♡
(うっかり私の手を掴んでしまっただけかも知れないけど、ちょ!やだって!て思ったかも知れないけど、いや、嬉しかったんで、どちらでもいいです。)
カットをしている間お母さまが
Greenを見つけてから
電話をかけてくださるまでの
心の葛藤を話してくださいました。
「障害のある子供のカットなんて受け入れてくれるんだろうか…。
何度も電話を手にして途中までかけてはやめていました…。」
美容室へ行けないご高齢の方や病気の方を対象に訪問美容を長くやってきましたが
美容室へ行けない人は他にもいらっしゃいました。
重度の障害で暴れるから
子供が多動で他の人に迷惑をかけるといけないから
感覚が過敏で、アレルギーがあって美容室が苦痛、だけどそれは自分のせいだから
だから美容室へ行くことを諦めている
という人が沢山いる
本当に困っている人は諦めている人だ
もっと訪問美容を知って欲しいと思い
HPを作りブログをはじめました。
しかし、周りに迷惑をかけないようにと、常に気を遣っていらっしゃる親御さんにとっては電話することも勇気がいることだったんてすね。
どうしたら本当に必要としている人に届くんでしょうねぇ…。
とお母さまにポロリとこぼしたら
「うちの娘をカットしている写真をブログに使ってください。子供もお願いできるんだ!と安心するかも知れませんよ。」
女神さま♡
というわけでお写真を撮らせて頂きました。
天使♡
はい、こんな感じでやってます。
どんなお困りごと(障害)を持っているお子さんもお任せください!
とは正直言えません。
しかし今回改めて思ったのは
お母さんは最強だなと。
何が苦手で どうしたら気を逸らせるか
何をすれば頑張れるか
こんな時どんなアイテムが有効か
熟知していて絶妙なタイミングで手を貸してくださいます。
お母さんと協力すれば
カットが苦手な子も少しづつ慣れて
いつかひとりで座ってカットができるようになるかも知れません。
そんなささやかな自立を
一緒に見守れたら嬉しいです。
帰る時、お嬢さんが玄関まで
そっと見送りにきてくれました。
次は顔見てくれるかな。。。
お気軽にお電話でご相談ください。
0コメント